連合は17日、今春闘の第4回回答集計(15日時点)を発表した。それによると、定期昇給とベースアップを合わせた賃上げの加重平均(3115組合、約256万人)は1万7015円、5.37%で、前年同期より1228円、0.17ポイント上回った。金額、率とも3回目を少し下回ったが、依然として高水準を維持している。
従業員規模別では、300人以上(1157組合、約236万人)企業の場合は1万7346円、5.40%で前年同期より1205円、0.16ポイント上回っている。一方、300人未満の中小企業(1958組合、約20万人)は1万3283円、4.97%でやはり前年同期より1113円、0.22ポイント上回ったが、3回目の5%台からは割り込んだ。
一方、有期・短時間・契約等労働者の賃上げは、時給ベース(237組合、約75万人)で70.08円、6.06%上がり、1227.31円となった。月給ベース(80組合、約2万人)では1万1397円、4.79%上がった。