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2025年4月16日

3月派遣時給は1699円、僅かに上昇 三大都市圏、エン・ジャパン

n250416.jpg エン・ジャパンが16日発表した3月の派遣平均時給(三大都市圏、募集時)は1699円(前月比0.1%増、前年同月比0.2%増)だった。31カ月連続で前年を上回ったが、昨年から上昇の勢いは停滞が続き、1月まで7カ月連続で維持してきた1700円台を2カ月連続で割り込んでいる。

 職種別(大分類)では、2月と同様にオフィスワーク・事務系の1649円(前年同月比1.2%増)など4職種でプラスになった一方、IT・エンジニア系の2499円(同3.4%減)など3職種でマイナス。同社によると、DX化やAI導入の影響で、時給の上昇は今後も続きそうだ。

 地域別では、関東が1755円(同1.7%減)、東海が1464円(同1.0%減)、関西が1504円(同0.9%増)となり、関東のマイナスが目立つ。

 三大都市圏以外では北海道が1331円(同0.7%減)、東北が1257円(同2.4%減)、北信越が1231円(同4.9%減)、中国・四国が1313円(同0.9%増)、九州・沖縄が1287円(同1.6%減)となり、1、2月の全地域マイナスから中国・四国のみがプラス転換している。

 一方、ディップが同日発表した3月三大都市圏の平均時給は1622円(前月比0.5%減、前年同月比1.1%増)だった。「はたらこねっと」の求人件数は約22.9万件(前月比10.7%増、前年同月比1.6%増)だった。

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