厚生労働省が31日発表した2023年度「職業紹介事業報告」(速報、2万9171事業所)によると、民営の新規求職申し込み件数は約3882万件(前年度比34.3%増)、常用求人数は約1296万人(同9.9%増)、就職件数は約88万件(同8.4%増)といずれも増加。事業者の手数料収入も約8326億円(同8.6%増)で過去最高となった。
有料紹介による常用労働者の就職件数を職業別にみると、「一般事務・秘書・受付」が5万5609件となったのをはじめ、「営業」が7万7586件(同8.7%増)、「看護師、准看護師」が8万8561件(同34.5%増)などで大きく増えた。厚生労働省編職業分類の改訂に伴い、今回の事業報告から中分類の内容が変更されたため、「一般事務・秘書・受付」は前年と比較できない。
また、臨時日雇い延べ就職件数も約2766万件(同34.4%増)と大幅に増えた。
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