日本人材派遣協会が19日発表した「労働者派遣事業統計」によると、昨年10~12月の平均稼働者は43万2111人(前期比2.0%増、前年同期比2.9%増)となり、2四半期連続で増加した。同協会加盟の513事業所の実績を集計したもの。
業務別では最も多い「一般事務」が21万3124人(前年同期比3.6%増)の増勢を続けており、「機器操作」の4万7005人(同2.0%増)など3職種も合わせると、事務系だけで計29万16人(同3.3%増)と堅調に伸びている。「情報処理システム開発」も1万522人(同7.2%増)の高い伸び率を続けた。
地域別では最大の「南関東」の24万2578人(同4.2%増)をはじめ東海や近畿も3%台の伸び。全10地域のうちプラスは5地域、マイナスは「北関東・甲信」など5地域となった。
一方、契約が30日以内の「短期派遣」は8万8660人(同4.2%増)と6四半期ぶりにプラスとなった。