厚生労働、文部科学両省が14日発表した今春卒業予定の大学生の就職内定率は2月1日時点で92.6%(前年同期比1.0ポイント増)となり、調査開始以来の最高を記録した。これまでの最高は2020年卒の92.3%で、コロナ禍で21年は89.5%に下がったものの、それ以降は人手不足を背景に4年連続で上昇が続いている。
内訳は国公立が93.0%(同0.9ポイント減)、私立が92.5%(同1.7ポイント増)。男女別では男子が91.6%(同1.0ポイント増)、女子が93.8%(同1.0ポイント増)。文理別では文系が92.7%(同0.9ポイント増)、理系が92.4%(同1.7ポイント増)。地域別では関東の95.9%(同1.4ポイント増)が最も高く、中国・四国が88.0%(同1.2ポイント減)で最も低く、6地域で唯一前年を下回っている。
一方、短大は84.9%(同0.8ポイント減)、高等専門学校は97.9%(同0.8ポイント減)、専修学校(専門課程を含む)は91.7%(同0.9ポイント増)となっている。
調査は大学など112校の6250人を対象に定期実施している。