労働政策審議会の第17回「同一労働同一賃金部会」(守島基博部会長)は13日、パートタイム・有期雇用労働法(パート・有期法)と労働者派遣法の見直しに向け、まず有識者からヒアリングした。上智大学法学部地球環境法学科の富永晃一教授▽早稲田大学法学部の水町勇一郎教授▽千葉大学大学院社会科学研究院の皆川宏之教授の3氏が意見を述べた。
同一労働・同一賃金はパート・有期法の第8条(均衡待遇)、同9条(均等待遇)、同10条(賃金)を中核に、正規と非正規労働者の差別的待遇を禁止し、厚生労働省はそのためのガイドラインを作成している。3氏とも、この部分に対する意見陳述がほとんどだった。
富永氏は8条と9条の規定に対して、「9条の独自の意味が薄い」と指摘したうえで、...
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