エン・ジャパンが5日発表した「ミドル世代の転勤実態調査」によると、単身赴任を含む転勤経験者で転勤をきっかけに退職を考えたことのある人は34%に上り、実際に退職した人も8%いることがわかった。かつてのような「辞令一本でどこへでも」というサラリーマンの時代は過ぎ去りつつあるようだ。
転勤にあたって単身赴任した人は67%に上り、「家族そろって」は25%程度。58%は退職を考えたことはなかった。
しかし、今後、転勤辞令が出た場合、家族で赴任する人は「承諾」と「条件付き承諾」が51%あったが、「条件に関係なく拒否」が17%、「退職を検討」も11%あった。ただ、単身赴任の場合は「承諾」派が65%と大きく増えている。
調査は昨年11月14日~今年1月9日に実施、35歳以上の2018人の有効回答を集計した。