マイナビが26日発表した2026年卒企業新卒採用予定調査によると、新卒の初任給を引き上げる予定のある、またはすでに引き上げている企業は54.1%(前年比6.9ポイント増)に上り、引き上げ額は「5000円~1万円未満」が40.3%で最も多かった。 次いで多いのは「1万円~2万円未満」の29.5%、「5000円未満」の16.6%など。
これらを平均すると、初任給は平均22万5786円(同4.2%増)と9000円近い増額になるが、上場企業の24万1143円(同6.3%増)に対して、非上場企業は22万4604円(同4.1%増)となり、上場・非上場企業の格差は拡大しそうだ。
一方、初任給以外の待遇面では、「住宅手当や借り上げ社宅」が46.4%で最も多く、「営業手当などの諸手当」が45.5%、「休暇制度」が44.9%など。「奨学金返済補助・代理返済」も12.0%あった(複数回答)。
調査は1月27日~2月9日に実施。上場139社、非上場1681社の計1820社の有効回答を集計した。