キャリタスが25日発表した2026年卒・新卒採用に関する企業調査によると、「就活セクハラ」の防止を企業に義務付ける法改正につい「内容を詳しく知っている」企業は34.6%で、「聞いたことはあるが、内容はあまり知らない」が56.3%を占めた。「知らなかった」は9.0%で、学生側の69.7%より認知状況は高い。
現時点で講じている防止策として、最も多かったのは「私的な連絡先の交換などを禁止する」が37.0%で、「夜間の面会禁止」の33.9%、「OB・OG訪問の予定などを社内で共有」の31.3%、「面会時の飲食禁止」の31.2%などが続いた(複数回答)。
就職活動中の学生や転職者に対するセクハラについては、3人に1人が被害経験者との調査もあり、政府は男女雇用機会均等法を改正し、26年度にも企業に防止策を義務付ける方向で作業を進めている。
調査は1月27日~2月6日に実施。全国の主要企業1087社の回答を集計した。