帝国データバンクが31日発表した2月の主要食品メーカー195社の値上げは1656品目、平均14%アップになることがわかった。今年は1月から4月まで値上げ品目が増加傾向にあり、累計8867品目、平均16%の見通しとなっている。
2月の分野別値上げは「加工食品」が589品目で最も多く、「調味料」の357品目、「菓子」の329品目などが続いている。昨年は比較的値上げが抑えられていたが、今年になって輸送コストや人件費コストの上昇などを反映して、再び増勢に転じつつある。同社は現状の値上げペースが続いた場合、4月にも累計1万品目を突破して、昨年1年間の1万2520品目に並ぶ可能性もあると予想している。