ニュース記事一覧へ

2025年1月16日

「夜間面会」「面会時の飲食」などの禁止を 就活セクハラ防止へ学生側、キャリタス調査

 大学生らが就職活動中にセクハラ被害を受ける「就活セクハラ」について、学生側が評価する企業対応は「夜間面会の禁止」「面会時の飲酒禁止」などが多いことがわかった。キャリタスが16日発表した就職意識調査で明らかになった。

 就活セクハラの防止を企業に義務付ける法改正については30.3%が知っていたが、残る69.7%は知らなかった。学生側が評価する防止策としては、「夜間の面会禁止」が60.2%で最も多く、「面会時の飲食禁止」が56.5%、「私的な連絡先の交換の禁止」が49.4%で続いた(複数回答)。

 そのほか、「一対一の面会禁止」「社内に相談窓口を設置」「OB・OG訪問はオンラインで」なども20~30%あった。就活とプライベートの境界が曖昧にならないよう、企業側による制限を求める学生の多いことがわかった。

 厚生労働省は就活セクハラの防止に向け、男女雇用機会均等法の中のセクハラ禁止事項に就活セクハラを加え、25年度中の施行を目指している。
 
 調査は1~8日に実施、来年3月卒業予定の「キャリタス就活」登録者1011人の回答を集計した。

PAGETOP