リクルートワークス研究所が20日発表した2026年新卒の大学生・大学院生の採用について、「増える」企業の13.2%に対して、「減る」企業は5.4%で、「増える」から「減る」を引いたDIは7.8ポイント(前年比3.0ポイント減)となった。24年、25年卒の10ポイント台から2年連続で低下しているが、同社は「依然として企業の採用意欲は高い」とみている。
「増える」比率が2.4ポイント減少した一方、「減る」が0.6ポイント増加した。「変わらない」が50.1%(同2.4ポイント増)で半数を占めた。
企業規模別ではかなり開きがあり、従業員5000人以上の大企業のDIが24.2ポイントなのに比べ、同1000人以上~4999人では14ポイント前後。同1000人未満では5.6ポイントまで下がり、大企業の採用意欲が旺盛なことがうかがえる。
業種別(中分類)では「小売業」の15.4ポイント、「不動産業」の14.6ポイントが高く、「情報通信業」「機械器具製造業」が11ポイントの二ケタで続いている。
一方、高校生のDIは4.1ポイントで、24年卒の5.9ポイントから2年連続で低下している。
調査対象は10~11月に実施。全国8200社を対象に4283社の有効回答を集計した。