エン・ジャパンが18日発表した11月の派遣平均時給(三大都市圏、募集時)は1700円(前月比0.1%減、前年同月比0.6%増)となり、27カ月連続で前年を上回ったが、7~9月と3カ月連続で過去最高を更新したが、10月に"一服"して11月もわずかに下がり、2カ月連続の低下となった。
職種別(大分類)では、オフィスワーク・事務系が1659円(前年同月比1.8%増)となったが、10月より1円減少。同社によると、今年末年始は9連休となる人が多いため、旅行会社で入力作業や顧客対応の求人が増えている。しかし、クリエイティブ系が1959円(同4.9%減)、技術系も1979円(同4.7%減)となり、7職種中4職種で前年を下回った。
地域別では、関東が1760円(同0.6%減)、東海が1468円(同0.3%増)、関西が1504円(同0.1%増)となり、依然として関東のマイナスが続いている。
3大都市圏以外では北海道が1324円(同2.0%減)、東北が1257円(同1.0%減)、北信越が1228円(同4.2%減)、中国・四国が1319円(同0.7%増)、九州・沖縄が1305円(同0.8%増)となり、中国・四国、九州・沖縄だけわずかにプラスだった。
一方、ディップが同日発表した11月3大都市圏の平均時給は1588円(前月比0.4%減、前年同月比0.2%増)だった。「はたらこねっと」の求人件数は約19.3万件(同8.7%減、同24.9%増)だった。
また、リクルートが13日発表した3大都市圏の11月派遣スタッフ平均時給(募集時)は1627円(前月比2.3%減、前年同月比1.6%減)となり、2カ月連続でダウンした。「リクナビ派遣」の求人件数は約30万件。