日本生産性本部が13日発表した「日本の労働生産性の動向2024」によると、23年度の時間あたり名目労働生産性(就業時間1時間あたり付加価値額)は5396円となり、1994年度以降の最高だった。物価上昇率を織り込んだ実質生産性は前年度比同0.6%増と3年連続のプラスとなった。
就業者1人あたりの名目生産性も883万円で、実質生産性も同0.5%増と3年連続のプラスだったが、22年度の1.3%増からは0.8ポイント落ち込んでいる。
同本部によると、23年度は前半が実質マイナスで推移したが、年度後半にプラスに転じたため、年間ではプラスになった。しかし、24年度は再びマイナスに転じており、不安定な状況が続いている。
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