厚生労働省が29日に発表した9月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.01ポイント上昇の1.24倍だった。5月以降は1.23~1.24倍で推移しており、求人、求職とも減少する中、求人の減少幅が拡大している。
企業側の有効求人数約236万人(原数値、前年同月比3.9%減)に対して、有効求職者数は約190万人(同0.0%減)。都道府県別(就業地別)の倍率は福井県の1.93倍が最高で、最低は大阪府と福岡県の1.05倍だった。
新規求人倍率は前月比0.10ポイント低下の2.22倍だった。新規求人数(原数値)は前年同月比5.9%の減少。産業別では「情報通信」が同8.9%増と増えたぐらいで、「生活関連サービス、娯楽」が同13.3%減、「製造業」が同9.1%減など、全11産業のうち10産業でマイナスという8月と同様の流れになっている。
また、正社員の有効求人倍率(季節調整値)は前月と同じ1.01倍だった。
9月完全失業率は2.4%、2カ月連続低下
総務省が29日発表した9月の就業者数は6814万人で、前年同月比27万人増と26カ月連続の増加。完全失業者は173万人の同9万人減で、2カ月連続の減少となった。
この結果、完全失業率(季節調整値)は前月比0.1ポイント低下の2.4%と、2カ月連続で低下した。今年は年初から2.4~2.6%の間で推移しており、7月は一時的に2.7%に上昇したものの、その後は再び低下傾向が続いている。
男女別では男性が2.7%、女性が2.1%で、男性は前月比0.2ポイント上昇、女性は同0.3ポイント低下した。
形態別雇用者数では役員を除く雇用者5799万人のうち、正規従業員は3692万人(前年同月比59万人増)で11カ月連続の増加。これに対して非正規従業員は2107万人(同34万人減)と再び減少し、非正規比率は36.3%(同0.8ポイント減)となった。
非正規の内訳はパートが1025万人(同10万人減)、アルバイトが480万人(同9万人減)、契約が274万人(同1万人増)、派遣が144万人(同9万人減)、嘱託が98万人(同13万人減)となり、契約以外は軒並み減った。