東京商工リサーチが22日発表した2024年の女性社長は64万9262人(前年比6.0%増)となり、全国の社長に占める比率も15.24%(同0.28ポイント増)で、いずれも過去最高を記録した。15%を超えたのは初めて。
初調査の10年当時から14年間で3倍に増えており、同社は「女性の働きやすい環境整備が社会課題に浮上し、女性の活躍を支援する取り組みが少しずつ広がっているため」と分析している。
産業別では「サービス業他」の占める比率が49.4%で最も多く、開業の敷居が低い飲食業や女性顧客が中心の美容業、エステティック業などが多いため。次いで「不動産業」の14.9%、「小売業」の10.2%。企業規模では「従業員5人未満」が61.5%で最も多く、従業員が増えるに従って比率も下がり、「同300人以上」になると0.3%に下がる。年齢では女性社長の平均が65.1歳で、男性社長の63.3歳より1.8歳高かった。