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2024年10月10日

経済政策は「内需拡大の推進」がトップ 石破自民総裁への期待、東商リサーチ

 東京商工リサーチは10日、「石破新総裁に期待する経済政策アンケート」調査結果を発表した。石破茂自民党新総裁に対しては「あまり期待していない」が38.5%、「全く期待していない」が20.4%で計59.0%に達した。期待する経済政策のトップは「内需拡大の推進」がトップだった。

 調査は1~8日に実施し、5712社の有効回答を集計。資本金1億円以上を大企業、同億円未満を中小企業に分類した。

 期待度は企業規模で少し異なり、「大いに期待」「多少期待」が大企業の50.1%に対して、中小企業は40.1%と10ポイントの開きがあった。物価高騰などで苦しい経営を迫られている中小企業の不満が根強いようだ。

 期待する経済政策について、最も多かったのは「内需拡大の推進」の46.1%で、「物価の安定」の35.3%、「人手不足への対応」の29.8%が続いた(3択回答)。内需拡大の推進を最も多く望んでいる産業は「農林水産鉱業」の55.8%で、「不動産業」が52.3%、「卸売業」が52.2%で続いた。一方、「運輸業」では「エネルギーコスト上昇対策」を望む企業が49.5%で最も多かった。

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