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2024年10月 1日

「多様な個性が尊重される職場づくり」を広げるシンポジウム、オランダ大使館でランスタッドなど共催

n241001.jpg オランダ大使館とオランダに本部がある総合人材サービス・ランスタッド日本法人などが企画したシンポジウム「職場におけるLGBTQ+インクルージョン」が1日、東京都港区の同大使館でオンライン併用で開かれた。ランスタッドはエクイティ(公平性)、ダイバーシティ(多様性)、インクルージョン(包括性)の頭文字をとった「ED&I」活動を積極的に展開しており、パネルディスカッションなどを通して、多様な個性や経験を持った人材が互いに尊重される職場づくりの事例や最良な対処法について理解を深めた=写真・上

 シンポジウムは、同大使館とランスタッド、オランダ商工会議所(NCCJ)、エヌエヌ生命保険の共催。前半は、「インクルージョンセンセイ」を設立して企業にダイバーシティー・インクルージョンに関するサービスを提供しているキム・ユリ氏が「職場におけるLGBTQ+インクルージョン」について解説。「心理的安全性」の重要性を強調したうえで、社員のエンゲージメントの向上が競争優位性につながることを説いた。

n241001_1.jpg 続いて、ランスタッドで人事本部ED&Iチームマネージャーを務める村松栄子氏が「LGBTQ+ガイドライン」と題し、自社の取り組みを紹介。ED&Iを実践した人事制度や定期的な社員研修に加え、経営幹部からの発信や理解促進ツールの作成などを継続的に展開し、LGBTQ+に関する取り組み評価指数「PRIDE指数」の最高位「ゴールド」を3年連続で受賞している実績なども紹介した。

 両氏のプレゼンテーションを踏まえて、後半は「民間企業はLGBTQ+インクルージョンにどのように率先して取り組むべきか?」をテーマにパネルディスカッションを展開=写真・下。エヌエヌ生命保険のエンプロイーサクセス部長・秋村早智氏が司会を務め、キム氏と村松氏のほかLGBT法連合会理事の西本梓氏を迎えて深掘りした。


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