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2024年9月24日

正社員、パートとも不足度は"高止まり" 8月労働経済調査

 厚生労働省が24日発表した8月の労働経済動向調査によると、労働者過不足判断DI(「不足」から「過剰」を引いた数値)は正社員が46ポイント(前回5月比1ポイント増)となり、前回からわずかに上昇した。前々回の2月に過去最高を記録した51ポイントに次ぐ水準で、不足度は高止まりしたままだ。

 産業別で不足度の高かったのは「学術研究、専門・技術サービス」の60ポイント(同3ポイント増)、「医療、福祉」の58ポイント(同6ポイント増)、「建設」の57ポイント(同3ポイント減)など。その他を含む12産業のうち、6産業で平均値を上回ったが、全産業では前回とほぼ同じ水準になった。

 パートタイム労働者については、全体で29ポイント(同0ポイント)の横ばい。最高は「宿泊・飲食サービス」の53ポイント(同14ポイント減)で、「その他サービス」が50ポイント(同3ポイント増)で続いた。「宿泊・飲食サービス」は大きく低下しており、平均を上回ったのも前回と同じ6産業だった。ただ、過去2番目に高かった前々回の32ポイントからはそれほど下がらず、パート不足も高止まりしている。

 調査は四半期ごとに実施。今回は8月1~7日、30人以上の常用労働者のいる5786事業所を対象にし、過半数の2929事業所から得た有効回答を集計・推計した。

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