エン・ジャパンが２０日発表した７月の派遣平均時給（三大都市圏、募集時）は１７０２円（前月比０．７％増、前年同月比２．１％増）となり、初めて１７００円台に乗せて過去最高を更新した。同社によると、７月は夏商戦に備えた経験者募集が増えて、時給を押し上げた。
職種別（大分類）では、オフィスワーク・事務系が１６５５円（前年同月比２．５％増）、営業・販売・サービス系が１６１５円（同２．４％増）といずれも過去最高。一方、クリエイティブ系は１９２６円（同６．０％減）、医療・介護・福祉・教育系も１４５５円（同１．２％減）にダウンし、７職種のうち３職種はマイナスだった。
地域別では、関東が１７４８円（同０．４％減）、東海が１４４８円（同１．２％増）、関西が１４８９円（同０．７％減）となり、６月と同様に関東と関西がマイナスになった。
３大都市圏以外では北海道が１２９７円（同３．１％減）、東北が１２５６円（同０．０％）、北信越が１２４４円（同０．５％増）、中国・四国が１２９８円（同２．９％減）、九州・沖縄が１２９８円（同１．２％増）となり、北海道と中国・四国がマイナスになった。
一方、ディップが同日発表した３大都市圏の７月平均時給は１５８０円（前月比０．３％減、前年同月比０．６％増）となった。６月と同様に、全６職種のうちＩＴ・エンジニア系とＷＥＢ・クリエーター系がマイナスだった。「はたらこねっと」の求人件数は約１８．２万件で前月比３．６％減、前年同月比１８．８％増だった。
