ニュース記事一覧へ

2024年8月 5日

春闘平均妥結額、過去最高の1万9210円 大手135社、経団連最終集計

 経団連が5日発表した24年春闘大手企業妥結結果(最終集計、加重平均、定期昇給を含む)によると、135社の平均妥結額は1万9210円(5.58%増)となり、前年の1万3362円(3.99%増)を金額、アップ率とも上回った。妥結額は現行集計方法を始めた1976年以降で最高、アップ率も91年の5.6%を33年ぶりに上回った。

 製造業115社が1万9636円(5.79%増)、非製造業20社が1万7969円(5.01%増)と製造業が優位。業種別で最も高かったのは鉄鋼9社の3万7528円(12.04%増)で、建設5社の3万1268円(従業員平均、5.87%増)が続いた。自動車11社は1万8067円(5.24%増)だった。

 調査は従業員500人以上の会員企業で、22業種244社が対象。

【関連記事】
平均2.2%増の6898円
大企業春闘賃上げ額、厚労省(8月2日)

平均賃上げ率5.10%、91年以来33年ぶりの5%台
24年春闘、連合最終集計 有期・短時間は過去最高(7月3日)

PAGETOP