キャリタスが29日発表した25年卒・新卒採用に関する企業調査によると、6月からの選考解禁から1カ月ほど経った「充足率」(採用予定者に対する内定者の割合)は54.0%となり、前年比0.5ポイント減、前々年比4.0ポイント減と下がり続けていることがわかった。
企業規模が小さいほど充足率は低く、従業員1000人以上の66.6%に対して、同300~999人の企業は59.2%、同299人以下の企業は44.3%。充足率の高い業種は金融の67.4%、ITの61.0%など。
今年の採用計画についても、充足は「むずかしい」とみている企業は57.3%で、前年比3.8ポイント増、前々年比12.7ポイント増と年々高くなっており、学生側の売り手市場ぶりが鮮明になっている。
調査は6月26~7月4日に実施、1063社の回答を集計した。