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2024年7月26日

雇調金不正は1264件、418億円 6月末の公表分のみ、東商リサーチ

 東京商工リサーチが26日発表した最新の雇用調整助成金(雇調金)の公表不正受給件数が、20年4月から今年6月末時点の累計で1264件、418億2114万円に達したことがわかった。同社の調査は今回で7回目だが、前回の4月末時点から107件も増えた。

 1264件のうち分析可能な947社を業種別にみると、「飲食業」が130社で最も多く、「建設業」が121社、人材派遣や業務請負を含む「他のサービス業」が88社、「生活関連サービス、娯楽業」が69件など。

 また、1264件のうち、62社がすでに倒産していることもわかった。倒産発生率は4.9%で、全産業平均の0.2%(23年度)の20倍以上と高く、同社は「不正受給に手を染めた企業の生き残りがむずかしいことを示している」と解説している。

 厚生労働省によると、社名が公表されていない企業も合わせると今年3月末で不正は3051件、支給決定取消額は約690億3000万円。


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