エン・ジャパンが17日発表した6月の派遣平均時給(三大都市圏、募集時)は1690円(前月比0.5%減、前年同月比1.1%増)となり、前年を22カ月連続で上回ったが、上昇幅は3カ月連続で縮小している。同社によると、夏ボーナスに対応する「消費」関連の求人が増えたという。
職種別(大分類)では、オフィスワーク・事務系が1649円(前年同月比2.5%増)となったのをはじめ、7職種のうち3職種でプラスとなったが、クリエイティブ系の1895円(同10.1%減)など4職種はマイナスだった。
地域別では、関東が1729円(同1.8%減)、東海が1433円(同0.1%増)、関西が1478円(同1.5%減)となり、関東と関西がマイナスになった。
3大都市圏以外では北海道が1276円(同7.4%減)、東北が1242円(同2.0%減)、北信越が1243円(同0.7%増)、中国・四国が1294円(同0.8%減)、九州・沖縄が1306円(同2.4%増)となり、北海道と東北に加えて中国・四国もマイナスになった。
一方、ディップが同日発表した3大都市圏の6月平均時給は1584円(前月比0.5%増、前年同月比1.3%増)となった。全6職種のうちIT・エンジニア系とWEB・クリエーター系がマイナス。「はたらこねっと」の求人件数は約18.9万件で前月比6.2%増、前年同月比18.5%増だった。
リクルートが12日発表した3大都市圏の6月派遣スタッフ平均時給(募集時)は1652円(前年同月比1.3%増、前月比1.1%減)と少し下がった。