労働政策審議会の第132回障害者雇用分科会(山川隆一分科会長)は9日、事務局の厚生労働省が提示した2023年度目標の実績評価と24年度目標案を基本了承した。
23年度目標は(1)ハローワーク経由の障害者雇用件数を19年度実績の10万3163件以上(2)雇用率達成企業割合を46.6%以上、雇用ゼロ企業のうち新たに雇用した企業比率を15.2%以上(3)精神障害者雇用トータルサポーター支援で、就職に向けた次段階移行者を78.8%以上、次段階からの就職者比率を84.3%以上、だった。
これに対して実績は(1)は11万756件(前年度比8.0%増)、(2)は調査中、(3)は84.3%と86.4%で、いずれも目標をクリアした。
これを受けた24年度目標は(1)23年度実績以上(2)46.8%以上、15.2%以上(3)72.8%以上、に設定した。(3)は今年度から精神障害者サポーターに発達障害雇用サポーターが加わった就職者比率としたため、直近2カ年の平均数字とした。また、就職件数と同時に、「定着率」についても把握することにした。
出席委員からは...
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