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2024年7月 5日

上半期倒産、2割増の4931件 3年連続増、東商リサーチ

 東京商工リサーチが5日発表した今年上半期(1~6月、負債1000万円以上)の企業倒産は4931件(前年同期比22.0%増)、負債総額7210億4200万円(同22.8%減)となった。件数は3年連続で増えたが、負債額は前年に100億円以上の倒産が8件発生したのに対して、今年は4件に減ったことなどから、2年連続の減少となった。

 業種別件数では「サービス業他」の1619件(同19.8%増)で最も多く、「建設業」の947件(同20.6%増)、「卸売業」の626件(同37.6%増)などが続いた。10産業のうち、「金融・保険業」を除く9産業で前年を上回った。

 タイプ別では「物価高」倒産が374件(同23.4%増)、「ゼロゼロ融資利用後」倒産が327件(同0.6%増)、「人手不足」関連倒産が145件(同約2.2倍)だった。

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