東京商工リサーチが4日発表した今年上半期(1~6月)の上場企業の早期・希望退職募集状況によると、36社で5364人となった。前年同期の24社、1486人を大きく上回り、募集数はすでに昨年1年間の3161人を超えている。同社は「このペースだと21年以来、3年ぶりに1万人を超える可能性が高い」と予想している。
業種では「電気機器」が9社、1800人で最多。次いで「情報・通信業」の7社、412人、「繊維製品」の2社、365人、「機械」の2社、220人など。電気機器はオムロン、コニカミノルタなどの大企業の募集が多かった。