帝国データバンクが28日発表した食品主要195社の価格改定動向調査によると、7月に予定される値上げは411品目となり、年初から11月判明分まで合わせると1万86品目に達し、3年連続で1万品目を上回る見通しであることがわかった。
7月の値上げは輸入ワイン、コーヒー製品など酒類・飲料の199品目、加工食品の78品目などで、平均値上げ率は14%ほど。3000品目を超えた1年前より、かなり少なくなっている。
しかし、1月からの累計では平均値上げ率が17%の見通しで、昨年の年間15%を上回る可能性が出ている。要因は「円安」の影響が拡大しており、値上げ品目の3割ほどを占めるようになっていること。同社は「このまま円安局面が長期化すると、当初予想の品目を上回る可能性がある」と予想している。