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2024年6月 6日

23年度下期の中途採用、達成は半数以下 人手不足が慢性化、リクルートワークス研

 リクルートワークス研究所が6日発表した「中途採用実態調査」によると、2023年度下半期に8割の企業が中途採用を実施し、通期で平均1.63人(前年比0.15人、10.1%増)を採用したが、必要数を確保できた企業は半数以下の45.5%にとどまり、24年度での確保を目指す企業が増えていることがわかった。

 「確保できた」45.5%は13年度以降の最低、「確保できなかった」53.2%は最高となり、22年度から2年続けて「確保できなかった」比率が上回った。確保できた企業の業種は「教育・学習支援業」が72.0%でダントツに高かったが、それ以外の13業種では軒並み36~50%台程度。「飲食店・宿泊業」は36.4%、「医療・福祉」は37.3%の最低クラスで、慢性的な人手不足が続いていることをうかがわせた。

 24年度の採用では、新卒と中途の採用割合について、「変更しない」が45.1%で最も多かったが、「新卒の割合を増やす」の11.1%に対して、「中途の割合を増やす」が14.7%あり、同調査を始めて以来、初めて中途が新卒を上回った。中途採用を増やす業種は「運輸業」が23.4%、新卒採用を増やす業種は「小売業」が17.5%で、それぞれ最も高かった。

 調査は1~3月、従業員5人以上の8130社を対象に実施。過半数の4132社の回答を集計した。

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