ニュース記事一覧へ

2024年5月31日

6月食品値上げは614品目 円安要因が3割、帝国データ

 帝国データバンクが31日発表した主要食品メーカー195社の価格改定動向調査によると、6月の飲食料品の値上げは614品目で、加工食品が329品目と最も多い。品目自体は1年前の2割以下と沈静化しているものの、円安による値上げが3割ほどを占めている。

 加工食品の中でも味付け海苔などの値上げが目立ち、チョコレートや「かっぱえびせん」などの菓子類も138品目、アイスクリームなどの乳製品も80品目に及んでいる。

 また、今年1~10月の累計では8269品目で平均17%の値上げが判明しており、長引く円安が国民生活に影響を及ぼしている。同社は「1ドル=150円台後半の円安水準が長期化すれば、当初予想の品目数が上振れする可能性がある」と"警告"している。

【関連記事】
4月の食品値上げ、2800品目
物価上昇に拍車?帝国データ(3月29日)

PAGETOP