連合は8日、2日時点の「春闘第5回回答集計」を発表した。それによると、3733組合、組合員約266万人の加重平均月額で1万5616円(賃上げ率5.17%)となり、前回(4月16日時点)の1万5787円(同5.20%)から金額、率ともに下がったが、5%の大台は維持した。賃上げ率は前年同期より1.50ポイント上回っている。
企業規模別では、従業員300人以上の1253組合で1万6029円(同5.22%)、同300人未満の2480組合で1万1889円(同4.66%)となった。4月末時点の結果としては、どちらも比較可能な2013年以来、金額、賃上げ率とも最も高くなっている。
非正規の賃上げも274組合、約77万人の時給ベースで65.72円アップの1158.07円。86組合、1万9720人の月給ベースで1万2883円(同5.76%)の大幅アップを維持している。