ディップが１２日発表した３月の全国アルバイト時給は平均１３６８円で、前月比７円（０．５％）減、前年同月比１２３円（９．９％）増となり、過去最高を更新した１月から２カ月連続でダウンした。
大職種別にみると、教育職が２０６２円（前年同月比２４．８％増）、専門職が１８０５円（同２１．５％増）と１月以来の高い伸びで、過去最高を更新。運搬・清掃・包装等も１３３２円（同９．７％増）、販売職も１１６３円（同８．３％増）と伸びた一方、建設は１４４７円（同１５．８％減）、事務職も１３７８円（同３．８％減）など、９職種のうち３職種で下がった。
地域別では関東が１４２８円（同１１．０％増）、東海が１２９５円（同７．８％増）、関西が１３１３円（同３．６％増）、九州が１３９５円（同２１．５％増）となった。関東は過去最高を更新、春闘賃上げの影響が出始めている。
同社の「バイトル」に掲載された求人件数は約３４．０万件で、前月比３．５％増、前年同月比１１．４％増に増えた。
一方、リクルートが同日発表した３月の３大都市圏のアルバイト・パート募集時平均時給は１１８８円（前月比０．３％減、前年同月比３．９％増）だった。専門職系など全職種で昨年を上回った。
エン・ジャパンが同日発表した３月の全国アルバイト・パート募集時平均時給は１２０１円（前月比１．３％増、前年同月比４．９％増）、３大都市圏も１２８８円（前月比０．４％増、前年同月比２．９％増）となった。
マイナビが同日に発表した３月の全国アルバイト・パート平均時給は１２３０円（前月比０．２％減、前年同月比３．４％増）となり、２カ月連続でダウンした。３大都市圏でも１２７１円（前月比０．６％減、前年同月比３．５％増）だった。
