パーソルイノベーション(大浦征也社長)は10日、家族の介護などが必要なビジネスケアラーと人材を求める企業をマッチングする転職支援活動を事業検証すると発表した。同社の新規事業起案プログラム「Drit」を使って始める。
対象者は祖父母、両親、兄弟姉妹、配偶者、子供など家族の介護をしながら働いている転職希望者。エントリーが必要で、募集期間は6月30日まで。居住地などの制限はなく、職種はITエンジニア、データアナリスト、コンサルタント、経理などの専門職となる見込みだ。
同社によると、国内のビジネスケアラーは推定200万~300万人。仕事と介護の両立を望む人と、人材獲得に前向きな企業を結び付ける試みで、求職者の費用負担はないという。