厚生労働省が1日発表した労働者協同組合の設立状況(4月1日時点)によると、1都1道2府27県で87法人が設立されていることがわかった。新規設立が67法人、企業組合などからの組織変更が20法人となっている。2022年10月に労働者協同組合法が施行されてから、4月で1年半が過ぎたが、設立数は順調に増えている。
労働者協同組合は地域社会の課題解決に向けた新たな組織形態。会社やNPO法人などより設立が容易で、就労も多様なことから、新たな働き方として注目されている。主な活動分野はキャンプ場経営、生活困窮者支援、高齢者介護、家事代行、子育て支援、清掃・建物管理など。