厚生労働省が29日発表した2022年度「職業紹介事業報告」(速報、2万8104事業所)によると、民営の新規求職申し込み件数は約2891万件(前年度比46.5%増)、常用求人数は約1179万人(同14.5%増)、就職件数は約81万件(同8.7%増)となった。申し込み件数がほぼ倍増してコロナ禍前の水準を上回った。手数料収入も約7703億円(同22.0%増)で過去最高となった。
有料紹介による常用労働者の就職件数を職業別にみると、最大の「一般事務」が8万3228件(同26.3%増)となったのをはじめ、「営業」が7万1370件(同18.0%増)、「看護師」が6万5839件(同14.9%増)などで大きく増えた。
また、臨時日雇い延べ就職件数も約2057万件(同46.6%増)と大幅に増え、コロナ前の約1800万件を超えた。