厚生労働、文部科学両省が15日発表した今年3月卒業予定者の就職内定率は2月1日時点で大学生が91.6%(前年同期比0.7ポイント増)と3年連続で上昇、19年卒の91.9%に次ぐ高水準となった。
大卒では国公立が93.9%(同0.3ポイント減)、私立が90.8%(同1.0ポイント増)。男女別では男子が90.6%(同0.5ポイント増)、女子が92.8%(同1.0ポイント増)。文理別では文系が91.8%(同1.3ポイント増)、理系が90.7%(同2.1ポイント減)で国公立、私立とも理系が前年を下回っている。
地域別では関東が94.5%(同0.4ポイント増)で最も高く、中部が91.9%(同4.3ポイント増)、近畿が91.5%(同2.0ポイント増)と90%台に。一方、中国・四国は89.2%(同0.4ポイント増)で90%台には届かず、九州は89.0%(同2.9ポイント減)、北海道・東北も85.7%(同2.3ポイント減)と下回っている。
大卒以外は短大が85.7%(同11.1ポイント減)、高専が98.7%(同1.2ポイント増)、専修学校(専門課程)が85.5%(同4.0ポイント増)となり、短大が苦戦気味だ。
調査は大学、短大、高専など112校から6250人を抽出して聞き取りをした。