ディップが１５日発表した１月の全国アルバイト時給は平均１３８６円で、前月比３０円（２．２％）増、前年同月比１６７円（１３．７％）増と大幅に上昇、過去最高を更新した。
大職種別にみると、専門職が１７３６円（前年同月比４１．３％増）と大きく伸びたのをはじめ、教育が１９９６円（同２０．８％増）、建設業も１５７１円（同２０．４％増）の２割増。一方、事務職は１３７０円（同０．１％減）、サービス業も１２６０円（同０．２％減）と低迷している。
地域別では関東が１４２２円（同１２．８％増）、東海が１３４２円（同１２．４％増）、関西が１３５２円（同１２．２％増）、九州が１３９８円（同２２．８％増）と全地域で二ケタ増となっている。
同社の「バイトル」に掲載された求人件数は約２９．６万件で、前月比４．３％増、前年同月比１５．０％増だった。
一方、リクルートが同日発表した１月の３大都市圏のアルバイト・パート募集時平均時給は１１８０円（前月比０．４％減、前年同月比３．３％増）と５カ月ぶりに前月を下回った。
マイナビが同日に発表した１月の全国アルバイト・パート平均時給は１２４９円（前月比０．６％増、前年同月比６．３％増）となり、５カ月連続で過去最高を更新。３大都市圏でも１２９３円（前月比０．４％増、前年同月比６．８％増）の過去最高となった。
エン・ジャパンが同日発表した１月の全国アルバイト・パート募集時平均時給は１１９４円（前月比３．４％減、前年同月比２．５％増）、３大都市圏も１２９４円（前月比１．７％減、前年同月比４．３％増）だった。「３月の退職を見越して、時給改善に努める企業が増えている」という。
