パーソルキャリアが15日発表した1月のdoda転職求人倍率は2.80倍となり、前月比0.42ポイント減、前年同月比0.47ポイント増だった。人手不足の深刻化を背景に、昨年の倍率は上昇傾向を続け、12月には過去最高の3.22倍を記録したが、1月は反動もあって下げた。
求人数は前年同月比22.1%増、転職希望者数も同1.8%増と増えたが、前月比では各1.1%減、13.8%増となり、求人数の減少が倍率を下げた。
求人倍率の高い業種は昨年7月以来、人材サービスの8.56倍(前年同月比0.68ポイント増)を最高に、コンサルティングの8.35倍(同0.54ポイント増)、IT・通信の7.73倍(同1.17ポイント増)の3業種がダントツに高い状態は変わらないものの、人材サービスとIT・通信は前月より下がった。一方、低い業種も小売り・流通の0.67倍(同0.17ポイント増)、レジャー・外食の0.89倍(同0.30ポイント増)だが、前月より下がっている。