マイナビが８日発表した２０２４年版「正社員のワークライフ・インテグレーション調査」（仕事も私生活も充実し、人生を豊かにするという考え方）によると、「できれば働きたくない」と思っている人が５６．９％、やりがいなど求めず日々の仕事を淡々とこなすだけの「静かな退職」をしている人は４８．２％にのぼることがわかった。正社員の仕事に対する満足度は決して高いと言えないようだ。
仕事と私生活の両方の充実を追求できているかどうかについては、「できている」の２６．６％に対して、「できていない」が３９．０％あり、残りは「どちらとも言えない」だった。できていると感じている人に具体的な理由を聞いたところ、「職場での服装の柔軟性」（６７．０％）、「髪型の柔軟性」（６３．９％）、「仕事の裁量権」（６３．６％）などが多く、いずれもできていない人を大きく上回った（複数回答）。
調査は２３年１１月１７～２０日に実施、２０～５９歳の男女正社員３０００人の有効回答を集計した。
