帝国データバンクが31日発表した「食品主要195社の価格改定動向調査」によると、2月の食品値上げは1626品目が予定されており、4カ月ぶりに1000品目台を"回復"する見通しであることがわかった。4月には3000品目以上が予定されており、平均値上げ幅は14%。これまでの値上げによって労働者の実質賃金のマイナスが続いているだけに、24年に入って再び"値上げラッシュ"になれば、春闘にも影響を与えそうだ。
今年1~5月の通年値上げ品目は4556品目で、平均値上げ幅は17%。品目数は前年同期より7割減と大幅に減る見通し。2月はパスタソースなどの加工食品が643品目で最も多く、調味料が545品目、酒類・飲料が166品目など。