厚生労働、文部科学両省が26日発表した今年3月卒の就職内定率は昨年12月1日時点で大卒が86.0%(前年同期比1.6ポイント増)、短大が66.7%(同2.7ポイント減)、高専が97.8%(同1.2ポイント増)となった。大卒は21年卒の82.2%から3年連続で上昇しており、人手不足を背景にした企業の旺盛な採用意欲を反映しているが、短大は苦戦気味だ。
大卒の場合、内訳は国公立が87.6%(同0.4ポイント減)、私立が85.5%(同2.2ポイント増)。男女別では男子が85.0%(同2.2ポイント増)、女子が87.2%(同0.7ポイント増)。文理別では文系が86.2%(同2.3ポイント増)、理系が85.4%(同1.3ポイント減)。地域別では関東が90.6%(同0.7ポイント増)で最も高く、中部が88.4%(同7.5ポイント増)、近畿が84.7%(同4.3ポイント増)で続いている。北海道・東北が77.4%(同5.0ポイント減)で最も低い。
調査は大学など112校、6250人を対象に実施した。