総務省が19日発表した2023年消費者物価指数(20年=100、季節調整値)は105.6(前年比3.2%増)となった。このうち、価格変動の激しい生鮮食品を除く総合指数は105.2(同3.1%増)だった。3.1%は第2次石油ショック時の1982年と並ぶ上昇率。
生鮮食品を除く総合指数は近年、デフレによって1%以下の伸びが続き、20、21年は0.2%の連続低下だったが、ロシアによるウクライナ侵攻をきっかけにエネルギー価格が高騰した22年春から急騰。22年は2.3%に上昇し、23年は食品、サービス価格の上昇などにより、さらに上昇率が高まった。