エン・ジャパンが17日発表した昨年12月の派遣平均時給(三大都市圏、募集時)は1684円(前月比0.4%減、前年同月比2.3%増)となり、前月比はマイナス、前年同月比は16カ月連続のプラスとなった。過去最高を更新した11月からは少し下げたが、年明け1月から本格化する入試シーズンに備えて試験監督の求人が増えるなど、オフィスワークが1629円(前年同月比2.0%増)とけん引した。
職種別(大分類)では、IT・エンジニア系が8月以来の高い伸びを続け、12月も2616円(同7.8%増)。医療・介護系も1473円(同3.9%増)、技術系も2003円(同3.5%増)と堅調な半面、クリエイティブ系は2036円(同3.0%減)に下げている。
地域別では、関東が1765円(同2.4%増)、東海が1465円(同0.9%減)、関西が1502円(同1.1%増)となり、東海がマイナスになった。
3大都市圏以外では北海道が1362円(同1.7%増)、東北が1280円(同3.6%増)、北信越が1272円(同1.8%増)、中国・四国が1312円(同5.2%増)、九州・沖縄が1305円(同5.9%増)となり、全地域でプラスが続いている。
一方、ディップが16日発表した3大都市圏の昨年12月平均時給は1565円(前月比1.3%減、前年同月比0.4%増)と2カ月連続で下落。3大都市圏を含む全国平均も1510円(前月比1.2%減、前年同月比0.9%増)だった。「はたらこねっと」の求人件数は約15.4万件で前月比0.3%減、前年同月比12.8%減に減少した。