パーソルキャリアが２１日発表した１１月のｄｏｄａ転職求人倍率は２．７６倍となり、前月比０．３５ポイント増、前年同月比０．５３ポイント増だった。転職倍率は昨年１２月に２．５４倍の過去最高を付けて以降は一時的に低下したが、今年５月から再び緩やかな上昇基調を続け、１１月に過去最高を更新した。
求人数は前年同月比２６．２％増と大幅に伸びて４カ月連続で過去最高を更新する一方、転職希望者数は同２．０％増で、求人の伸びが希望者を大きく上回り、倍率を大きく高めた。
求人倍率の高い業種は７月以来、人材サービスの８．０４倍（同０．３６ポイント増）、ＩＴ・通信の７．６２倍（同１．５０ポイント増）、コンサルティングの６．８５倍（同０．１５ポイント増）の３業種がダントツに高い状態が続き、１１月は１０月からさらに上昇した。一方、低い業種も小売り・流通の０．６５倍（同０．１９ポイント増）、レジャー・外食の０．８７倍（同０．３０ポイント増）など、倍率は上がっている。
求人数では金融が前月比５．５％増、人材サービスが同５．０％増と伸びたのをはじめ、１２業種全てで増えた。
