東京商工リサーチが13日発表した「早期・希望退職者募集」によると、今年1~11月に募集した上場企業は36社、判明した対象者は2905人で、企業数は前年同期より1社増えただけの"小康状態"となった。情報通信が前年より7社多い10社で、初めて最多となった。ただ、対象者は前年の半数程度にとどまっている。
情報通信に次いで、アパレル関連と医薬品が5社ずつ。一方、コロナ禍で募集が相次いだ航空・鉄道を含む運送はゼロだった。また、36社の直近の通期損益は黒字が19社、赤字が17社。募集人数は「100~299人」が最多の7社だった。