パーソルグループの転職・求人サービスdodaが4日発表した日本のビジネスパーソンの平均年収ランキング調査によると、2023年の平均年収は414万円(前年比11万円、2.7%増)とアップし、コロナ前の18年の水準に並んだ。男女別では男性が464万円(同3.3%増)、女性が356万円(同2.6%増)と女性の伸びがやや高かった。
最も多い中央値でみても360万円(同10万円、2.9%増)と伸び、男性は横ばいの400万円、女性は320万円(同17万円、5.6%増)と女性の伸びが目立った。年代別では「20代」が352万円で、年代が上がると年収も増え、「50代以上」は607万円だった。
業種別では全98業種のうち、「投信・投資顧問」が750万円で最も高く、「たばこ」の667万円、「医薬品メーカー」の647万円。職種別では全174職種のうち最も高かったのは「医師」の1028万円で、「投資銀行業務」の947万円、「弁護士」の825万円が続いた。
調査は22年9月~23年8月の1年間に、doda登録者の正社員(20~65歳男女)約63万人のデータを集計した。