リクルートホールディングスが8日発表した2023年9月連結中間決算(国際会計基準)によると、売上収益(売上高)は1兆7059億3900万円(前年同期比0.9%減)、営業利益は2378億3300万円(同4.3%増)、営業利益に減価償却費などを加えたEBITDA(調整後)は3281億6900万円(同10.3%増)、中間利益は2130億7400万円(同25.5%増)の増収増益となった。売上収益は円安プラス要因の524億円を除くと同4.0%減。中間配当は1株あたり11.5円で0.5円の増配。期末も11.5円の増配を予定しており、年間では23.0円(同1円増)となる。
主要セグメント別売上収益では、最大部門の人材派遣はスタッフサービスとリクルートスタッフィングの国内派遣が3702億円(同11.8%増)、海外派遣は4374億円(同3.8%減)となり、海外は前年の大幅増の反動で減収。検索エンジン「インディード」などのHRテクノロジーは5151億円(同11.8%減)に減少。住宅、結婚などのマッチング&ソリューションは4001億円(同9.4%増)に盛り返した。
通期見通しは市場縮小の規模や期間の想定が困難なことから、第3四半期(4~12月)までとし、売上収益を2兆5459億3900万円~2兆5659億3900万円(前期比2.1%減~1.4%減)、調整後EBITDAを4581億6900万円~4731億6900万円(同5.1%~8.5%増)と幅を持たせた減収増益を見込む。