メイテックグループホールディングス(HD)が9日発表した2023年9月連結中間決算(日本基準)によると、メーカーの技術開発投資が依然として旺盛なことから、売上高は625億5300万円(前年同期比7.8%増)、営業利益は86億2000万円(同13.7%増)、経常利益は86億2500万円(同13.0%増)、中間利益は57億5000万円(同12.6%増)と3年連続の大幅な増収増益となった。これにより、中間配当を当初予定の1株40円(同39円)から44円に増やした。
内訳はメイテックが売上高437億4000万円(同6.9%増)で、9月末エンジニア数は8012人(同2.5%増)、稼働率は96.5%(同0.9ポイント増)。メイテックフィルダーズが各164億6300万円(同12.1%増)、4511人(同5.9%増)、93.1%(同2.9ポイント増)。売上高、エンジニア数、稼働率とも、いずれも前年を上回った。
通期予想も売上高1265億円(前期比6.2%増)、営業利益174億円(同5.7%増)、当期純利益119億円(同2.9%減)を予想。期末配当は同63円を予定し、中間期の44円と合わせて107円(同102円)の増配とする。
同社は10月、予定通り監査等委員会設置会社の持ち株会社に移行。クライアント企業の要望に対するスピーディーな対応と、果敢な経営判断が発揮できる体制を強化した。記者説明会で、来年度の新卒採用が目標に届かなかったことについて問われると、國分秀世同グループCEOは「エンジニアとして技術キャリアを高め、クリエイティブなパフォーマンスを提供し続けることがメイテックグループの使命であり、採用基準には強くこだわっている。キャリア採用を含め、人材構成のバランスを意識しながら対応していく」と述べた。
また、2014年4月に同グループ社長に就任して10年を迎え、当時の中間決算の売上高より200億円以上伸ばしていることについての感触をたずねられると...
※こちらの記事の全文は、有料会員限定の配信とさせていただいております。有料会員への入会をご検討の方は、右上の「会員限定メールサービス(triangle)」のバナーをクリックしていただき、まずはサンプルをご請求ください。「triangle」は法人向けのサービスです。