厚生労働省が13日発表した2023年版「過労死等防止対策白書」によると、昨年の自殺者2万1881人のうち、「勤務問題」を原因・動機とする自殺は2968人で、全体の13.6%を占めることがわかった。健康、家庭、経済・生活に次ぐ順位。
具体的には「職場の人間関係」が788人で最も多く、次いで「仕事疲れ」が724人、「職場環境の変化」が589人、「仕事の失敗」が351人など。「職場の人間関係」と「仕事疲れ」は関連している場合も多く、今後も「勤務問題」における主因となりそうだ。
年齢別では「40~49歳」が27.5%を占めてトップとなり、「50~59歳」が25.1%で働き盛りの自殺が目立つ。