マイナビが12日発表した2023年版「企業による多様な働き方実現に関するレポート」によると、副業・兼業の導入企業は70.6%(前年比1.9ポイント増)、副業・兼業社員を受け入れている企業は65.2%(同18.8ポイント増)とどちらも増えた。従業員のエンゲージメントを高めるため、社員のモチベーションを上げるため、などが理由に挙がっている。
また、直近1年間の男性の育休取得割合は61.4%(同4.0ポイント増)、今後1年間の取得見込みは74.0%(同4.5ポイント増)といずれも増えた。ただ、取得実績では「取得できる権利のある男性の1割」が13.8%、「同2割」が11.6%に過ぎず、同社は「一部の男性が使えるものという認識になっている可能性がある」と指摘している。
調査は7月12~18日に実施、今年前半に中途採用業務などに従事した人事担当者1600人から有効回答を得た。